つづき…
「ブラックマンバ」です。世界で最も危険!といわれる毒蛇です。
今から数年前に、世間を騒がせた事件がありました。
神奈川県で、男性が飼育していた毒蛇に噛まれた、と警察に自ら通報。
警察が男性の自宅を調べたら、51匹の毒蛇が。
問題は、男性が行政に無許可で飼育していたこと。
ワイドショーなどでも、取り上げられ、私たち爬虫類飼育者は肩身の狭い思いをしました。
で、その時、押収された毒蛇たちの多くがスネークセンターへ。
でで、今私の目の前に。
可愛い顔をしてますが、致死率が非常に高い毒を持ち、50m11秒の俊足。
荒地や草むらで追いかけられたら、おそらく追いつかれる可能性があります。
それが、4匹もおります。目の前に。
しかも1匹は2m近い大きさ。
ちなみに横の水槽には、こちらも超強力毒蛇のグリーンマンバ。
ピンボケで太い茶ソバにしかみえないでしょうが、グリーンマンバ。
この両種を一度に見られる施設は、世界的にも珍しいでしょう。
一般公開ですしね。
興味のない人には、なかなか理解いただけないでしょう。
なぜ、そんな危険な生き物を飼うのか?と。
ノブスマも爬虫類飼育者ですから、飼いたい気持ちは理解できます。
ただ、最悪の事態を考慮すれば、こういったモノの飼育は控えるべきでしょう。
爬虫類飼育者の多くは、こっそりと、趣味として楽しんでいます。
マイノリティーだともわかってますし、周囲に迷惑をかけるのも本意でないことも。
ただ!……まぁ、これ以上の私見を述べることはやめておきます。
彼らの水槽の前で、あれやこれやと、改めて考えてしまうのでした……。
つづく。