高速バスか…。
そういえば公共交通の遠距離バス
は初めてです。
「水曜どうでしょう」ファンの私
としては、わずか1時間とはいえ、
ちょっとテンションがあがります。
定刻になったので、出発。
バスは、いわゆる観光バスです。
たくさんの座席がありますが、
乗っているのは数人のみ。
郡山市内では、途中停車するものの
誰も乗ってこないし、降りもしません。
高速に入るまでは、車内から市内観光。
1時間後、会津若松到着。
朝から降っていた雨が止んでいます。
やった!ラッキー…と思ったのですが、
実は、コレが「ワナ」でした……。
話を進めます。
会津若松駅では「あかべこ」が
お出迎え。
ブタじゃないですよ。ウシです。
会津の伝統工芸品の一つ。
みやげ物店には、このコたちが
あふれてました。
駅構内の観光案内所で、地図を
もらい、レンタサイクルの施設
を教えてもらいます。
順調です。借りた自転車でGO!
まずは「鶴ヶ岡城」を目指します。
以前より、会津は訪れたい地でした。
なぜなら一言、さるお方にお礼を
申し上げたかったのでした。
私、ノブスマは京都人なのです。
これだけで、あ!と理解した人も
いるでしょう。
会津藩第9代藩主、松平容保公。
名前は「かたもり」とお読みします。
このお方は、幕末に京都守護職を
務められました。
新撰組の名付け親でもあります。
結局、都は焼けてしまいましたが、
それでも、市中の警備に尽力され
たわけです。
ここは京雀の一羽として、せめて
墓前にご挨拶をせねばと。
『壬生義士伝』(浅田次郎著)を
思い出しつつ、自転車のペダル
をこぐこと5分。
お城が見えてきました。
駐輪場に自転車を置いて、場内へ。
天守閣は、修繕工事中でした。
って知ってましたけど。
中には入れますが、内部は、どの
お城もあまり変わらないのでパス。
天守閣前の広場では、瓦の寄付を
受け付けてました。
寄付者の氏名が、瓦の裏に記され、
それがお城の屋根に乗せられるわけ
です。
が、何を勘違いしたか、ひとりの
ご婦人が「持って帰れるのか?」と
受付の担当者に聞いてます。
記念と言ってもペナントや絵葉書じゃ
ないし。
さて、電車の時間もあることなので、
次の目的地を目指して、自転車をこぎ
ましょう。
その4につづく。